僕は、けして仕事が早い方ではありません。何を進めたらいいのか、自分で決めるまで、手をつけないようにしています。
「行動すること」は確かに大事!!ですが、その「行動」も適切な動きでなければ無駄になりますよね。
仕事が早い人とペースが合わず、コミュニケーションが上手くとれないことが多々ありました。
その理由は相手が大切にしている仕事のポイントを見つけられなかったからです。
ポイント=本質を見抜いてしまえば、上手なやりとりができるはずです。
仕事が早い人は(理解力がある人は)何を考えているのか?
仕事が早い人は、そもそも、複数の仕事を持っていて同時に進めています。
頭の回転が早く、仕事の段取りが的確な方がイメージされます。頭の回転が早いことよりも大事なのは仕事の内容を的確に捉えているかが重要です。
的確とは何か?
ゴールとは、着地点。マラソンでいえば、どうなったら1位でゴールできるのか。1位になるためには何キロ地点で、何分くらいのペースで走っていないとダメなのか。1位のペース配分はどのくらいか。過去にこのマラソンコースで1位だった人はどんな走り方だったのか。
僕は、マラソンの専門家ではないですが、なんとなく思い浮かべるだけでもいくつが疑問が出ます。
「ゴールが見える」とは、文章表現を変えると、ゴールまでの道のりも理解している、となります。
では道のりはどう理解しているのか?
ゴールするまでに必要な情報を集めている、ということです。必要な情報集めはどうやるか?ネットで調べています。
(だいたいあります)
集める手段より、何を集めることが重要なのか。仕事が早い人は、これが得意なだけです。
自分が本質を理解するためにするべきこと
本質について、考えることが苦手という方が多いようですが、僕もその一人でした。
与えられた業務を実施する意味がわからないまま、言われるがままに作業に没頭していました。業務が進む中で、自分の作業が正しいのかわからなくなる時があります。
その時こそ本質を理解しているかしないかで、業務の完成度が変わります。
それがなければ成り立たちません。
例えば、「道路を作ってください」と依頼されました。ではその本質は、車が走るからなのか。
道路ができるのは車が走るためですが、なぜその道路を車が走るのか?道路がある必要性はなにか?という疑問を深堀りしていくと・・・住宅地ができるから?お店が建つから?などがあります。
一歩踏み込んで本質を考えると、住宅地とお店ができるということは人の賑わいが生まれる。人口が増えるためそこに
ビジネスチャンスも生まれる、ということにも繋がると思います。
このように本質を考えることで、自分の仕事は誰のなんのためにやっているかを知る機会となります。本質さえおさせておけば実施する業務の的もずれることはありません。本質を上司から聞き出すことで、より精度の高い仕事ができるようになります。
ぜひ、わからないときは「本質はなんですか?」と質問してみましょう。もし教えてもらえなそうな上司であれば、「達成と言える指標はなんですか」と聞いてみるのも良いかもしれません。
仕事が早い人とのコミュニケーションを恐れない
インターネットや書籍などコミュニケーションについて記載された内容は無限にあります。なぜなら、人と接した時の感じ方は無限にあるからだと思います。では、何をしたら良いか、解決方法は中々見えてこない。
前述でもお伝えしたように、仕事が早い人ほど、仕事のポイント(重要な部分)をよく見ています。
自分がこれまで見てきた仕事が早い人のポイント(具体的に書いてみました)
- 計画性を大事している
- 会議後に議事録をすぐ添付する
- 目的をを強く求める
- 会話をリードする
ほとんどがこの内容に当てはまると思います。仕事を早くするために、目的とそれに対する実施内容、または実施期間を聞いて、設計図を頭の中で作ろうとしています。設計図にない情報をただちに聞き出し、仕事全体のロードマップを組み上げることが「仕事の早い人」と言えるでしょう。
では、コミュニケーションの取り方は?先ほど、ポイントを理解した上でそこに合わせていくことが簡単です。とは言っても合わすことが難しいと感じる方が多いのではと思います。
なので、合わせるというのは、相手と対等に接するのではなく、相手のペースに合わせて会話をしていくだけで大丈夫です。
仕事の早い人は業務全体でスピード感を求めます
わかる、わからない、できる、できない、だけでも早く伝えることで、相手はリラックスできます。
ただその言葉だけを伝えるだけでは、納得してもらえないこともありますので、
○○なので、わかりません。○○なのでできると思いますと、必ず理由は添えましよう。
理由がないと、根本的に何を伝えたいのかが不明瞭になります。
相手はストレスを感じやすくなると共に、業務全体が上手く回っていきません。どんな時でも、もし答えが間違っていたとしても理由は伝えましょう。その理由こそが自分で考えて判断した結果ということに繋がり、同時に仕事をしているという証にもなります。
仕事が早い人とのコミュニケーションを恐れることなく、相手を理解して進めば、いずれは良い成果が生まれると思います。
まとめ
仕事が早い人はどんな人?
・仕事のゴール(達成地点)が見えている
・仕事の本質を理解している
・仕事の早い人は業務全体でスピード感を求める
コミュニケーションの方法はどうすれば良い?
・相手が何を重要としているか見抜く
・会話のペースを合わせる
・回答には理由を必ず添える
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